モルタル壁になぜ5回塗りが必要なのか

(1)それはクラック処理の方法の違いです。
①約10cm巾で前回塗料をダイアモンドカッターで剥離してモルタル面を出します。
②10cm巾に樹脂モルタルを塗る。
③5cm巾のガラス繊維を張る。
④その上に樹脂モルタルで前回の塗料面の厚みと同じに塗る。
⑤プライマーを塗る。
⑥微弾性フィーラーを砂骨ローラーでパターン付けを10cm巾で塗る。
クラック処理に①~⑥までの工程が必要です。
(2)これからが全体の塗装工程です。
①下塗り プライマーを塗る。(前回の塗料との密着をよくするため)
②中塗り1回目 微弾性フィーラーを砂骨ローラーでパターン付け
③中塗り2回目 微弾性フィーラーを砂骨ローラーでパターン付け
中塗り2回で小豆位の玉付けをしてきれいな模様にする。クラック処理した部分も
分からなくなり、きれいな面ができます。
④上塗り1回目
⑤上塗り2回目
クラック処理した部分を調整するため②~③の工程が一番大事なところです。
クラック処理6工程、塗装5工程で完成です。
耐久性、美観を求めているとどうしても5回塗りが必要です。